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MOVIE REVIEWS

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コーヒー&シガレッツ
COFFEE AND CIGARETTES
97分 アメリカ
2003年 ドラマ/コメディ

監督: ジム・ジャームッシュ
製作: ジェイソン・クリオット
     ジョアナ・ヴィセンテ
脚本: ジム・ジャームッシュ
撮影: トム・ディチロ
     フレデリック・エルムズ
     エレン・クラス
     ロビー・ミューラー
美術: マーク・フリードバーグ
編集: ジェイ・ラビノウィッツ

出演: ロベルト・ベニーニ
     スティーヴン・ライト
     ジョイ・リー
     サンキ・リー
     スティーヴ・ブシェミ
     イギー・ポップ
     トム・ウェイツ
     ジョー・リガーノ
     ヴィニー・ヴェラ
     ヴィニー・ヴェラ・Jr
     ルネ・フレンチ
     E・J・ロドリゲス
     アレックス・デスカス
     イザック・ド・バンコレ
     ケイト・ブランシェット
     メグ・ホワイト
     ジャック・ホワイト
     アルフレッド・モリナ
     スティーヴ・クーガン
     GZA
     RZA
     ビル・マーレイ
     ビル・ライス
     テイラー・ミード

STORY
個性豊かな登場人物たち、日常の生活のとある風景。
テーブルに向かい合い、コーヒーとタバコを服しながら、取り留めのない話を繰り広げる・・・。


この映画については、ジャケ買い!
ではなくて、タイトル買い!みたいな。

コーヒーとタバコの相性は抜群。
ずっと前から気になっていて、見ずにはいられないタイトルでした。

11話のオムニバスで、粗筋なんてものはない。
面白いのが、役者の名前と役名が同じであったり、本人役で出演していたり、
ケイト・ブランシェットの1人2役はさすがです。

がっつり見ようと意気込んで見ると、きっと退屈してしまう。
けどなんとなーく見ていると、意外に笑いのツボがあったりする。
チェス盤のようなテーブル、コーヒーカップで乾杯、
真上からのショット、モノトーンの画面。
時々、ふふって(笑)

各エピソードからお気に入りの台詞を。


STRANGE TO MEET YOU
Robert: What do you do?
Steven: Oh, you know, I just relax, sit around, maybe have a cigarette. Cigarettes and coffee, I think go togerter good. I don't know, you think yo drink too much of it?
Robert: No. Coffee is good for health, yeah?
Steven: I like to drink before I go to sleep. I drink a lot of coffee before I go to sleep. So I can dream faster.


TWINS
Waiter: Just coffee and cigarettes? That's not too healthy, is it now? Can I get you a sandwich or something?
Twins: No.
You all from around here?
Twins: No.
Are you brother and sister?
Evil twin: No.
Goos twin: Yes.
Waiter: Are you two twins?
Evil twin: No.
Good twin: Yes. Yes we are.
Waiter: I thought so. You know y'all remind me of?
Twins: Who?
Waiter: Heckl and Jackl.
Twins: Shit.
Waiter: You know ahh... the talking magpies? Anyway, who's the evil twin? That's the way it works, right?
Evil twin: This coffee tastes like mud.
Good twin: Really.


SOMEWHERE IN CALIFORNIA
Tom: Those your cigarettes?
Iggy: No. No, they were just sitting here when I got here. You don't smoke do you?
Tom: Nah. I gave it up.
Iggy: Me either. Oh boy.
Tom: Enough of that.
Iggy: That was enough. 25 big ones. Oh boy.
Tom: Finished.
Iggy: Got the energy now.
Tom: Ohh... I feel great.
Iggy: Boy, since i quit, I mean, boy... just everyyhing...
Tom: Yeah, you're focused.
Iggy: Zeroed in, bang! You know?
Tom: Me too.
Iggy: I feel sorry for suckers still puffing away, you know?
Tom: No willpower. Pacifier... You know the beauty of quitting is that, now that I've quit... I can have one. Because I've quit. You know, I mean it's like jewelry... you know, it's not really... I don't even inhale really. You want to join me in one?
Iggy: Well yeah, since I quit. I mean...
Tom: Yeah.
Iggy: Okay. Okay.
Tom: NOw that you've quit. You can have one.
Iggy: Yeah, I can do that. Alright. Okay. Hey boy, thank you!
Tom: You know what I mean? Now that we've quit...
Iggy: Hey, cigarettes and coffee, man. That's a combination. Can't beat it.


THOSE THINGS'LL KILL YA
Joe: You're a fucking moron, you know that?
Vinny: Now what?
I can't believe that you're still smoking those fucking things. Vinny, they'll fuck you up. They'll kill you. Believe me.
Vinny: What, were you put on this fucking Earth to annoy me?
Joe: You said you were going to quit, instead, you spend a fotune. So those big tobacco companies can get fucking rich! And then you get cancer... And then the fucking doctors and the hospitals, they can get rich. And you undertakers too! All because you want to smoke like a fucking moron.
Vinny: Well I can't help it. I'm fucking addicted, okay?


RENEE
Waiter: Excuse me Miss. Umm... Can I get you some more coffee?
Renee: Ahh, I really wish you hadn't done that. I had it the right color, the right temperature. It was just right.
Wiater: Sorry.


NO PLOBREM
Isaach: So everything is okay?
Alex: Yeah. Everything is okay. Very good. I'm fine.
Isaach: So are you sure everything's okay with you?
Alex: Yes. Everythig is okay. And you?
Isaach: Me? Things are okay. Not perfect you know, but pretty much okay, yeah.
Alex: Good. I'm ver happy to see you.
Isaach: I'm happy to see you, man.


COUSINS
Shelly: Got that must be a real fucking drag sometimes, right? Not like me, I'm free! Practically broke. But I'm completely free. No one's stalking me, that's for fucking sure. Except when they thought I was you. I got into this club once because... they thought I was you. And then they founf out I wasn't, and asked me to leave. Pretty fucking rude. Don't get me wrong, it must be fabulous. You got it all. You got a good husband, beautiful baby. Travel all over the world. stay in fancy hotels, parties...
Cate: Yeah, well, you know what they say, the grass is always greener.


JACK SHOWS MEG HIS TESLA COIL
Jack: He perceived the Earth as a conductor of acoustical resonance.
Meg: What a beautiful idea.


COUSINS?
Alfred: Give me your cell-phone numbr And I'll call you before you go.
Steve: There's a story there... the... the... the... There's a tri-band system here in the states. which is different to... the system in the UK. And it's a kind of... We... The cell-phones... they don't work here. So I'm kind of sell-phone less, in the US.
Alfred: Oh I see. Well... give me your home number, I'll call you.
Steve: You've got my PA's number, right?
Alfred: Yeah.
Steve: Great, then we're connected.
Alfred: Well, can't... can't you give me your number at home?
Steve: ...Can I say no?


DELIRIUM
Waiter: Does anybody nees more coffee?
GZA: Naw man, we don't mess with caffeine.
Waiter: You don't?
GZA: Naw, I don't.
RZA: Don't you know caffeine can cause serious delirium?
Waiter: Delirium?
RZA: Aerious delirium.
Waiter: Oh now you tell me. Well that may be my problem. Delirium.
GZA: Aren't you Bill Murray, man? That's... You Bill Murray?
Waiter: Yeah, I'm Bill Murray. But ahh, let's keep that just between us, alright?


CHAMPAGNE
Taylor: I know. Let's pretend this coffee is champagne.
Bill: Why would we do that?
Taylor: Well, to celebrate life. You know, like the rich, elegant people do. The classy people.
Bill: I prefer coffee, simple working man's coffee.
Taylor: Oh, you're so provincial, Bill. Do you know what your problem is?
Bill: What?
Taylor: You have no joie de vivre.
Bill: I don't?
Taylor: No, besides, this coffee is awful.
Bill: You're right, it really is bad isn't it?
Taylor: Deadful. I propose a toast.
Bill: So, what should we toast.
Taylor: Oh God... Paris. In the 1920's. Josephine Baker... The Moulin Rouge... Qu'est-ce que c'est... ca va... pa-pa...
Bill: And also, New York. In the 70's. In the late 70's.
Taylor: Really? Alright.
Bill and Taylor: Cheers.
Bill: Delicious, isn't it?
Taylor: Ahh, champagne. Necter of the gods.


鑑賞方法:DVD/字幕
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21_grams.jpg

21グラム
21 GRAMS
124分 アメリカ
2003年 ドラマ/サスペンス

監督: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
製作: アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
     ロバート・サレルノ
製作総指揮: テッド・ホープ
脚本: ギジェルモ・アリアガ
撮影: ロドリゴ・プリエト
     フォルトゥナート・プロコッピオ
美術: ブリジット・ブロシュ
編集: スティーヴン・ミリオン
音楽: グスターボ・サンタオラヤ

出演: ショーン・ペン
     ナオミ・ワッツ
     ベニチオ・デル・トロ
     シャルロット・ゲンズブール
     メリッサ・レオ
     クレア・デュヴァル
     ダニー・ヒューストン
     ポール・カルデロン
     デニス・オヘア
     エディ・マーサン
     アニー・コーレイ
     トム・アーウィン
     キャサリン・デント
     ケヴィン・H・チャップマン

STORY
心臓病を患い、心臓移植のドナーが現れるのを待つ余命1ヶ月のポール、
ドラッグ中毒から立ち直り、夫と娘たちと幸せに暮らすクリスティーナ、
かつての悪事から信仰により救われ、妻と子供たちのために働くジャック。
ある夜、仕事をクビになったジャックは交通事故を起こし、
クリスティーナの夫と娘たちを車で撥ねて、その場を逃げ去ってしまう。
病院に運ばれた夫は脳死状態になり、その心臓はポールへ移植された。
心臓移植手術により快復したポールは、ドナーが誰であるか突き止め、
悲嘆にくれる未亡人クリスティーナと出会う・・・。


暗い映画ね。
難しいなぁ。

時系列を無視した手法は、もはや斬新なアイデアではなく、
一貫して同じ空気感が漂う中、行ったり来たりで中だるみはしないものの、
ストーリー理解をわかりづらくしているかもしれない。

破片を一つ一つ集めて当てはめていくかんじ。
あの部屋で何が起こったのかわかった時の、はっとした瞬間はあるけど、
驚愕の事実や謎解きが隠されているわけじゃなしに。
普通に過去から現在へ話を展開させていったほうがよかったのでは。
それか時間シャッフルを最低限に抑えるとかね。

いきなりカットが変わったり、ハンディカメラのブレや荒さ、
繋ぎ目が雑でザラザラした感触、それはそれで良い。

ポールとクリスティーナの関係はどうかと思うけどね。
ポールが臓器提供者を探してしまう好奇心はともかく、
クリスティーナが金髪美人で不幸を背負った感じが余計に色っぽく、
そうでなれければ彼女に惹かれることもなかったろうに。
彼女も彼女で、家族を失って寂しかったに違いないだろうけど、
夫の心臓を胸に入れて生きている男をあんな簡単に受け入れてしまうものかな。

「僕らは出会うべくしてであった」「もう離れられない」的なことをポールが言ってたけど、
ほんと都合のいい解釈で、みんな一人で生きていくのがいやなんでしょう。
傷を舐め合ってるようにしか見えない。

クリスティーナはポールと出会ったことにより、
まだ閉じていない傷をグリグリと抉り出される。
愛する家族を一度に全員失ったという傷。
それまでできるだけ見ないようにしていた過去に向き合い、
初めて事故現場を訪れ夫たちの行動をトレースし、
思い出しては苦しみ、もがき苦しみ、叫ぶ。
やがて犯人への復讐心に火をつける。

家族から離れたジャックは、自分自身と向き合う。
自分に降りかかるすべてのことが神の意思であるなら、
神は自分に車を与え、親子を轢き殺させた。
もはや神はもう関係なく、自分の行動には自分でけりをつける。
左腕に彫った十字架の刺青を焼く。

ポールが自分を撃った理由は・・・適当な理由はわからないけど。
弱りゆく自分の身体に死期が感じていたのかな。
死に場所を探してたのかな、と一瞬思ってしまった。

ポールは死んでしまったけど、
クリスティーナはポールの子を宿し、
ジャックは家族の元へ帰る。

3人の進むべき方向は、それぞれの最善の道だったのかな。
人生いろいろあっても「それでも人生は続いていく」

21グラム重さは、魂の重さか。
終わり方は悲壮感の中にも光があって。
それは決して希望と呼べるほどの光ではないけど。

演技は3人とも素晴らしいよね。
この3人が競演したら当然予想できる演技だけど、
やっぱデル・トロかなー。あの表情とかたまんないよねぇ。

鑑賞方法:DVD/字幕


28日後...
28 DAYS LATER...
114分 イギリス/アメリカ/オランダ
2003年 ホラー/SF

監督:ダニー・ボイル
製作:アンドリュー・マクドナルド
製作総指揮:グレッグ・カプラン
        サイモン・ファロン
脚本:アレックス・ガーランド
撮影:アンソニー・ドッド・マントル
編集:クリス・ギル
音楽:ジョン・マーフィ

出演:キリアン・マーフィ
    ナオミ・ハリス
    クリストファー・エクルストン
    ミーガン・バーンズ
    ブレンダン・グリーソン
    レオ・ビル
    リッチ・ハーネット
    スチュワート・マッカリー
    ノア・ハントレー
    ルーク・マブリー

STORY
イギリスのとある霊長類研究所、ある夜、動物愛護活動家たちが侵入し、
激しい怒りを発するウィルスに感染している実験用のチンパンジーを檻から逃がすと、
活動家の1人が直後にそのチンパンジーに襲われてしまう。
すると見る間に豹変、理性を失い激しい怒りに駆られ、次々と仲間に襲い掛かった。
それから28日後のロンドン、交通事故に遭い昏睡状態だったジムは、
誰もいない病院で、集中治療室のベッドで意識を取り戻す。
街へ出ても辺りには人影が見あたらなかった・・・。


ゾンビ映画として『バイオハザード』や『ドーン・オブ・ザ・デッド』と比べてしまうと、
物足りなさや矛盾点はいくらでもあるのだけれども、
ただのゾンビ映画とは一味違う雰囲気がわたしは好きだな。

なんたって、イギリス映画ですからー。
この感じはアメリカ映画では作れないよな。
イギリス独特の映像、テンポ、音楽、空気、風景、曇り空。
誰もいないロンドンの街・・・無人で無音のこの終末観。
くぅ~!好きだー。

序盤のロンドンもいいし、マンチェスターに向かう中盤もいい。
感染者との闘いの合間に挿入されるスーパーマーケットでの買い物や、
野宿した遺跡地、親子の馬たち、美しいシーンも多い。
メリハリあって飽きない、中だるみもしない。

終盤は、生き残りの軍隊と感染者と入り混じって戦うあたりは、
もうただのアクションホラーな感じだけど。
しかしあんな極限状態でも男って性欲で理性をなくしてしまうもんなのかね。
いや、極限状態だからこそ本能に従順になるのか?

本当に怖いのは感染していない人間のほう。
通常では考えられないような極限状態の人間は、
ウィルスに感染していなくたって、怒りや生き残るために人を襲う。
ためらいもなく人を、しかも残虐な方法で殺す。

ひ弱で頼りがいのなかったジムと、対照的に強い女セリーナ。
けどジムだって生きるためには感染した子供を殺し、
生き残りの軍隊に捕らえられたセリーナとハンナを助けるためには、
感染者だけでなく感染していない軍人をも殺していく。
上半身裸で軍人相手にゲリラ戦を繰り広げ、超人的な活躍。
明らかに頭おかしくなっちゃってるけど。
けど、降りしきる雨のシーンが、なぜか美しくかっこいいぞ。

危険な状態で出会った男女は恋に落ちる、という法則通り。
人間は本能的に子孫を残そうとするのね、
まージムとセリーナが結ばれていいんだけど。

エンディングはいくつのパターンが作られているらしい。
ハッピーエンドで良かった。この手の映画で救いのないラストは嫌だよ。
掲げられた幕も"HELP"ではなくて"HELLO"なのが非常に良い。
冒頭のロンドンではジムの"HELLO"って呼びかけに返事はなかったけど、
生き延びた3人にはその返事が、未来がある。

鑑賞方法:TV/字幕


旅するジーンズと16歳の夏/トラベリング・パンツ
THE SISTERHOOD OF THE TRAVELING PANTS
2005年 アメリカ
118分 青春/ドラマ

監督:ケン・クワピス
製作:デブラ・マーティン・チェイス
    デニーズ・ディ・ノヴィ
    ブロデリック・ジョンソン
    アンドリュー・A・コソーヴ
製作総指揮:キーラ・デイヴィス
        アリソン・グリーンスパン
        レスリー・モーゲンスタイン
原作:アン・ブラッシェアーズ 『トラベリング・パンツ』
脚本:デリア・エフロン
    エリザベス・チャンドラー
撮影:ジョン・ベイリー
美術:ゲイ・S・バックリー
編集:キャスリン・ヒモフ
音楽:クリフ・エデルマン

出演:アンバー・タンブリン
    アレクシス・ブレデル
    アメリカ・フェレーラ
    ブレイク・ライヴリー
    ジェナ・ボイド
    ブラッドリー・ウィットフォード
    ナンシー・トラヴィス
    レイチェル・ティコティン
    マイク・ヴォーゲル
    レオナルド・ナム

STORY
幼い頃からずっと一緒に過ごしてきた仲良し4人組の少女たち。
彼女たちは16歳の夏を初めて別々の場所で過ごすことになった。
リーナは祖父母の暮らすギリシャへ、ブリジットはサッカー合宿でメキシコへ、
カルメンは別れた父親の暮らすサウスカロライナへ、
ティビーは地元に残りドキュメンタリー映画の制作に挑戦する。
出発前日、彼女たちは体型の違う4人全員にぴったり合う不思議なジーンズを見つけ、
この夏の間、1本の魔法のジーンズを4人で着回すことにする・・・。


久しぶりだわー、ザ・青春映画♪
少女たちそれぞれの苦悩と成長、残るのは前向きな爽快感。
うん、期待を裏切らなくていいねぇ。
こーゆー青春映画って、期待の若手俳優の発掘もできるし。

内気で引っ込み思案なリーナは、
ギリシアのサントリーニ島で暮らす祖父母を訪ねる。
エーゲ海の海と空の青さが素晴らしい!
サントリーニ島はいつか訪れてみたい場所のひとつ。
白と青のコントラストの景色にリーナの細い美しさが似合うんだなー。
無口なリーナはその表情やしぐさで感情を読み取らなければ。
官能的な異国で出会った日焼けした好青年コスタス、完璧すぎ。
太陽の熱にのぼせちゃいましたかねー。
ロミオとジュリエットのような2人の恋の行く末はともかく、
今までのイメージの殻を破ったリーナは、今後性格も変わるのでは。

明るくて行動的なブリジットは、母親が自殺したという過去を持つ。
父親には心を閉ざされ、サッカー合宿所へ届く手紙もそっけない。
その反動か、ブリジットは合宿で出会ったコーチのエリックに夢中になる。
その"無謀なほどのひたむきさ"に押されまくりのエリック。
あんな金髪美人に迫られたらねぇ。笑顔がキュートで。
ヴァージンを捧げて恋を成就させるけど、ブリジットの心はなぜか虚しくなるだけ。
母親を亡くして落ち込み、その悲しみを父親と共有したいのに心が通じず、
そんなぽっかりと空いた穴を埋めるために、エリックを追いかけていたのだと気づく。
父親との関係はまだ改善されていないけど、以前にも増して前向き。

反逆児でひねくれ者のティビーは、映画を撮る機材を買うために、
地元の大型スーパーでバイトしながら、幼い妹たちの面倒も見る、実はしっかり者。
白血病で死期の迫る12歳の少女ベイリーと出会い、
彼女の鋭い視点や、人の長所を見つける才能、前向きな生き方に触れる。
負け犬のダメ人間を題材にしたドキュメンタリーを撮りながら、
つまらない日常のつまらない人間に不平をこぼしてばかりだった自分を改め、
「幸せは完全な人生を手に入れる時より、日常のちょっとした瞬間に感じるもの」と気づく。
4人の中ではティビーがこの夏一番大きく成長したのではないかな。

プエルトリコ系の母親と2人暮らしのカルメンは、
何年も前に家を出て行った父親を訪ね、2人でひと夏を過ごす。
ところが行ってみると、父親は新しい恋人とその連れ子と暮らしていた。
父親の結婚式を間近に控え、いきなり花嫁の介添えをすることになったカルメン。
カルメンは子供っぽい言動が目立って、もっと大人になれ!と言いたくなるけど、
だってまだ16歳の女の子だもんねー。父親に甘えたいし、かまってもらいたいし。
いきなり現れた父親の恋人やその子供たちや、ブロンドだらけに囲まれたら、
劣等感だって感じるし意固地になるし、冷静に心を広くなんて無理よね。
ラストの結婚式シーンは、この映画のフィナーレ。
4人の絆を再確認するにはぴったりのロケーションね。

ストーリー配分がね平等で、テンポよく切り替わり同時進行していく。
キャラが引き立ってるからプロットがごっちゃになることもない。
むしろ4人分あって得した気分かも(笑)

原作では、17歳の夏編と18歳の夏編もあるので、続編はでるのでしょうか。

鑑賞方法:DVD/字幕


NOTHING ナッシング
NOTHING
2003 カナダ/日本
89分 コメディ/ミステリー

監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
製作:スティーヴン・ホーバン
製作総指揮:ヴィンチェンゾ・ナタリ
原案:デヴィッド・ヒューレット
脚本:アンドリュー・ロウリー/アンドリュー・ミラー
撮影:デレク・ロジャース
音楽:マイケル・アンドリュース
ナレーション: モーリス・ディーン・ウィン

出演:デヴィッド・ヒューレット
    アンドリュー・ミラー
    ゴードン・ピンセント
    マリ=ジョゼ・クローズ
    アンドリュー・ロウリー

STORY
カナダのトロント。
自己中心的で嫌われ者のデイブと極度の心配性で引きこもりのアンドリューは、
幼い頃からの親友同士でお互いに助け合いながら一緒に暮らしていた。
しかしそんなある日、度重なる不幸が2人に降りかかり、
住み慣れた家から立ち退きを迫られ警察にも包囲されてしまった。
何もかも嫌になった2人は、"ほっといてくれ!"と願う。
すると次の瞬間から、家の周りには"無"の世界が果てなく広がっていた・・・。


『CUBE』のナタリ監督ですね。
ふむふむ、さすがこの斬新なアイデアは素晴らしいです。

消したいと思ったことはなんでも、物質的なものに限らず、
空腹感も過去の記憶もなんでも消せる神懸り的な力。
しかし、新しいなにかを創り出すことはできず、生産性に欠ける。
消すことしかできないから、ひたすら消していく。
そしていつか消すものがなくなってしまったら?

無の世界に突入する前の、序盤のほうがテンポよく進む。
決して利口者ではないデイブとアンドリューに世間の風当たりは厳しく、
どんどん不幸が襲い掛かり、どんどん追い詰められ、極限状態の2人。

いきなり出現した無の世界では、もとい、
いきなり元の世界が消失した新しい世界では、
渋滞も仕事も税金も責任もなく、暑くもなく寒くもなく、
地面らしきものには弾力があってね、飛び跳ねるとうんと高く跳べるの。
んでビヨーンビヨーンって音がするの(笑)

最初は戸惑ったり怖がったり、パニックに襲われたりするけど、
人間とは順応性に長ける生き物なんだよね。
なーんもない世界で、子供のように走り回り遊びとゲームに耽る日々。
その描写がね、やたらとアナログっぽくておもしろい。
もちろんCG技術もあるくせに多用せず、こりゃワイヤーアクションだよ。
背景まっしろなとこで撮影したんだろうなー低予算映画の極みだね。

テレビゲームのように"一時停止"ボタンを押すと、
画面の中にキャラクターたちは、そのある場所にずっととどまって動けなくなる。
すべてがその中で成立してて、それが存在するすべてになる。
彼らは永遠に一時停止のままであること望むのか?
いや、そうはいかない。
人間はずっと同じ場所に同じ状態でとどまっている事なんてできない。

だから、この夢のような楽園でも、ちょっとずつ歯車が狂い始め、
デイブもアンドリューも、そうとは望まなくとも何かを失い始める。
存在するものの限りのある世界で、都合の悪いものを消し続けるとどうなる?
消しても消しても不都合や不満がなくなることなんてないから、
あるものの中から消すべきものを見つけ出す。
お互いの粗を探し合って、なんでもかんでもさよならバイバイ。

人はさ、悲しみや苦しみや怒りを消し去ることによって安らぎを得ることはできても、
消すだけでは、新たな満足感を得ることはできないんだよね。
向上したり徳を積んだり、プラスαで満たされることはない。
現実社会には人それぞれ良いことも悪いことも両方あって、
良いことのほうが多かったらおおむね幸せだなーって感じて、
悪いことのほうが多かったら人生うまくいかないなーとか感じるわけで。
もともと不幸だらけだった2人、後先考えずに悪いことを次々と消していって、
最後に残ったのは・・・"友情"ってことね。
と、亀のスタンも。

頭ひとつでね、ビヨーンビヨーンって・・・(笑)
あーくだらなくておもしろい。
これショートムービーなら傑作なのに。

エンドロール後にワンシーンあり。
続きが気になるけど、続編は敢えて要らない。

鑑賞方法:DVD/字幕






PROFILE

yoko
♀/Aries/O type

自称映画好きによる、
超自己満足的な映画感想ブログ。

劇場よりも自宅でDVD派。
TVの吹替え映画も見るし、
海外ドラマも好き。

とりあえずいろんなジャンルを見てる。
見終わったあとに「考える」のが好き。
わたしなりの解釈や感性で、
思うままに感想を残してゆきます。

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よーし、次は目指せ、200本!
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