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MOVIE REVIEWS

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いつか晴れた日に
SENSE AND SENSIBILITY
1995年 イギリス/アメリカ
136分 ドラマ/ロマンス

監督:アン・リー
製作:リンゼイ・ドーラン
製作補:ジェームズ・シェイマス
原作:ジェーン・オースティン『分別と多感』
脚本:エマ・トンプソン
撮影:マイケル・コールター
音楽:パトリック・ドイル
 
出演:エマ・トンプソン
    アラン・リックマン
    ケイト・ウィンスレット
    ヒュー・グラント
    グレッグ・ワイズ
    エミリー・フランソワ
    イモジェン・スタッブス
    ジェマ・ジョーンズ
    ロバート・ハーディ
    エリザベス・スプリッグス

STORY
19世紀初頭のイングランド南東部サセックス州、
ダッシュウッド夫人と3人の娘は、一家の主を亡くし、
住んでいた私園ノーランド・パークは先妻の息子ジョンに相続されることになった。
長女エリノアはジョンの義弟エドワードと出会い意気投合するが、
住む家を失った母娘たちはデヴォン州の小さなコテージへ移り住むことになった・・・。


ジェーン・オースティンの小説は一度も読んだことない。
なんとなくロマンチックすぎるイメージがあって敬遠気味。
でもあの時代の何かと制限の多かった弱い立場の女性を描いた作品とゆーよりも、
そんな時代の中でも強かに生きていく女性を描いている。
これを機に原作『分別と多感』を読んでみてもいいかな。『高慢と偏見』も然り?

実はこの映画は10年くらい前に見たことがある。まだ中学生のころ。
当時はまだイギリス文学に特に興味があったわけじゃないし、
どんな映画が好きだとか好みのジャンルも未確定で、
なんとなーく見てなんとなーく忘れ去られてた映画。
久しぶりに再見して、だいぶ違った印象を受けました。

今のわたしは基本的に恋愛映画は好きじゃないし、
19世紀の男女の恋愛なんて因習的で堅苦しくて好きじゃない。
だけども、ヨーロッパの歴史が好きなのと、
大学でイギリス文学をかじってきたこともあいまって、
中世から近世ぐらいまでの時代物に"興味がある"みたいだ。

衣装とか建物とか見てるだけでも楽しい。
時代物ならではの光の使い方も◎
電気のない時代は、昼間でも建物の中は薄暗く、
窓から差し込む太陽光によって陰影ができる。それが素敵。
夜には蝋燭や暖炉の炎の赤い光がゆらゆら。

次女マリアンヌがピアノを弾くいくつかの場面では、
片側から光が当たってできた影で白い肌が際立ってキレイ。
当時のケイト・ウィンスレットは『乙女の祈り』で注目され始めの19歳。
『タイタニック』よりも断然いい。
"多感(sensibirity)"を象徴するマリアンヌは、
現代じゃどこにでもいそうな恋に生きる女の子。
共感はできないけど、ウィロビーを「愛よりも金を選んだ男」と言い、
ブランドン大佐の愛を受け入れ、ひとつ大人になりましたね。

対照的な長女エリノアは"分別(sense)"を象徴する。
いつも冷静で現実的・客観的に物事を見つめ、
恋に焦がれることもなく、人に気を遣ってばかり、自分を抑えている。
そのエリノアがマリアンヌに心中を告白する場面と、
エドワードの前で泣き崩れてしまう場面では、
今までこらえてきたものが一気に溢れ出てきて、ほっとする。
エマ・トンプソンは自分がこの役を演じることを想定しないで、
脚色したようだけど、ハマり役ですよ。

男性陣にはあまり魅力を感じませぬ。
お坊っちゃんエドワードは優柔不断。(原作ではダサい男らしい)
ウィロビーみたいな色男は言語道断。
見守るだけの男ブランドン大佐には好感が持てるけど。
アラン・リックマンの抑えた演技がいいです。

当時の恋愛事情は、男次第なんだよね。
女は仕事して生活費を稼ぐことができないから、
生きていくためには、結婚するしかない。
女は結婚相手に相応しい男に出会うのを待たなければならない。
彼女たちは好きな人に自分から会いに行くことができないから、
相手が会いに来てくれるのを待たなければならないし、
プロポーズされるのも待たなければならない。
その恋を逃したら、一生独身かもしれない。

この映画のテーマは"結婚"と"金"。
それが女たちの一番の関心事、そんな時代だったのねぇ。

鑑賞方法:DVD/字幕
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PROFILE

yoko
♀/Aries/O type

自称映画好きによる、
超自己満足的な映画感想ブログ。

劇場よりも自宅でDVD派。
TVの吹替え映画も見るし、
海外ドラマも好き。

とりあえずいろんなジャンルを見てる。
見終わったあとに「考える」のが好き。
わたしなりの解釈や感性で、
思うままに感想を残してゆきます。

エントリー150本達成!
よーし、次は目指せ、200本!
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